三笘薫だけじゃない!日本代表に招集するしかない欧州で無双中の5人

昨年末のワールドカップ後に森保一監督の続投が決まった日本代表。

今回の代表戦で招集に値するであろう海外組選手たちを取り上げてみる(すでに代表で主力となっている選手は除外)。

GK:中村航輔

ポルティモネンセに所属する28歳の守護神。

22歳で代表デビューするなど柏レイソル時代からそのポテンシャルは高く評価されてきた。

ただ、2018年に脳震盪に見舞われる不運なアクシデントで苦しみを味わうことに…。

その後、2021年にポルトガルに移籍すると、風貌がワイルド化。今季途中から正GKの座を奪うと、完全な守護神に定着した。

185cmとGKとしては決して大きくないが、日本人離れした身のこなしでチームを救うセーブを連発しており、現地での評価は高い。

『Sofascore』のレーティングでは、リーグで一番平均評価が高いGKになっており、全体でも11位という高評価。また、セーブ数(93)もボックス内からのシュートセーブ数(59回)もリーグ最多だ。

MF:旗手怜央

セルティックに所属する25歳のMF。

昨年末のW杯では失意の落選を味わったが、それを糧に選手としての格を上げた。

決定機演出数8回、6アシスト、パス成功率82.63%、キーパス35本というスタッツには収まらないほどの存在になっている。

セルティックのキャプテンであるカラム・マグレガーは「スペシャルタレント」と脱帽しており、スコットランドではもはや別格扱いされているほどだ。

学生時代は大学ナンバーワンFWだったほか、川崎時代にはサイドバックでも活躍するなどもともとサッカーIQの高さは折り紙つき。

宿敵レンジャーズで長くキャプテンを務めたあのバリー・ファーガソンが、早く移籍してくれと吐露したことが何よりの証明だろう。

FW:古橋亨梧

セルティックに所属する28歳のFW。

彼も旗手同様にW杯で無念の落選を味わったが、絶対的なエースとしてスコットランドでゴールを量産し続けている。

今季は全38試合で26ゴールを荒稼ぎしており、リーグでは20得点を叩き出して得点ランクトップに君臨。32.26%というゴール決定率は驚異的だ。

Jリーグ時代からスピードはずば抜けていたが、欧州ではドリブルをほぼ封印し、一撃必殺のワンタッチスコアラーとして覚醒。

得点力だけでなくチームのために労をいとわない献身性も評価されており、得点王を争うライバルFWさえも「亨梧は最高、大ファンさ。彼に近づけるといいけれど、難しいだろう」と降参しているほど。

現地紙では、古橋と旗手を年間MVP候補に指名しているが、このままならどちらかが獲得するのは間違いない。

DF:渡辺剛

コルトライクに所属する26歳のセンターバック。

中央大学、FC東京を経て、2022年1月からベルギーでプレーしている。身長184cmで空中戦を含めた対人に強く、平面のスピードも兼備。

今季は主力に君臨しており、ベルギー1部リーグ全29試合に完全フルタイム出場している。フルタイム出場はリーグ全体でも6人しかおらず、そのなかでGKではないのは渡辺だけ。

チームは厳しい残留争いを強いられているが、56回のタックル、42回のインターセプト、そして、104回のクリア数(リーグ4位)を記録。

現地でも「コルトライクの新たなディフェンスリーダー」と評価されているが、本人は来季のブンデスリーガ移籍を狙っている。

FW:中村敬斗

オーストリア1部LASKリンツでプレーする22歳のアタッカー。

今季は全コンペディション24試合で14ゴール7アシストと攻撃陣を牽引する活躍を続けている。

リーグでは「絶対的にアンストッパブル」な存在になっており、リヴァプールも関心を示していると報じられた。

ドリブル成功数(58回)とシュート数(64本)はどちらもリーグ1位だ。

ただ、それも驚きではない。10代の時点でアヤックスとPSV相手にこんなスーパーゴールも叩き込んでいる。

この当時の勢いを考えれば、オーストリアで格の違うプレーを見せているのも当然。

この夏には再びビッグリーグに移籍して、ステップアップを果たすはず。

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日本代表は、24日(金)にウルグアイ戦、28日(火)にコロンビア戦を戦う。

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