避難してまもなく1年 ウクライナの人たちと中学生が交流 支援考えるきっかけに

ウクライナ支援について考えるきっかけにしてもらおうと、広島県福山市の中学校で、現地から避難している人たちとの交流会が開かれました。

福山市の鳳中学校を訪れたのは、ウクライナから避難している3人の家族、タチアナさんとビクトリアさん、1歳7か月のソフィアちゃんです。去年春から福山市での生活を始め、まもなく1年が経ちます。

生徒たちは、映像を通して軍事侵攻 前と後のウクライナの様子を学びました。

生徒「好きな食べ物は何ですか?」
ビクトリアさん「いっぱい。スシ・唐揚げ・カレー・お好み焼き…」

生徒は、戦争のことだけでなく、料理や文化などについても質問して、ビクトリアさんがそれぞれに答えていきました。最後にタチアナさんが、ウクライナで知られる子ども向けの歌を披露し、生徒たちからは拍手が送られました。

生徒たち
「ウクライナのことをたくさん知れたし、戦争は2度とあってはいけないことだとあらためて思いました」

「日本に来て、サイレンが鳴らなくて驚いているという話を聞いたのが、一番印象的でした」

ビクトリアさん
「とても楽しかったです。(これからも)子どもたちに母国のことなどを伝えていきたい」

交流会は今月、市内2つの小学校でも実施されるということです。

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