JHD解散 後継会社4月発足へ 「ネクストリゾート上越」に 上越市の三セク4社

 上越市内の温浴・宿泊施設を運営する三セク4社(事業会社)の持ち株会社「J―ホールディングス(JHD)」が3月末に解散後、4月から事業会社を集約し施設を運営する会社(後継会社)の名称が「ネクストリゾート上越」に決まった。14日、JHDが発表した。
 ネクストリゾート上越は、4社のうち最も資本金額が大きい柿崎総合開発(柿崎区、マリンホテルハマナス)が、ゆったりの郷(吉川区、同)、大潟地域活性化センター(大潟区、鵜の浜人魚館)、黒倉ふるさと振興(板倉区、やすらぎ荘)を吸収合併する形で設立される。市が全株式を保有する。本社は「ゆったりの郷」がある吉川区に設ける。
 社名は事業会社4社の従業員による投票で決めた。JHDの田知花康彦社長は「4月から新たなステージに進む。4社が一つにまとまり、今後も地域の皆さんに愛される企業であり続けることを目指す」とコメントを出した。
 ネクストリゾート上越は管理部門を一元化することで合理化を図り、JHDに比べ年間800万円のコスト削減効果を見込む。市はJHD社長を務める田知花康彦氏を、新会社の社長に起用する方向で調整している。

© 株式会社上越タイムス社