甲冑姿で中学生練り歩く 宇都宮・飛山城跡で祭り

公園内を練り歩いた武者行列

 【宇都宮】「第17回きよはら飛山まつり」が11日、竹下町の飛山城史跡公園で開かれ、のろしの実演や武者行列などが行われた。

 NPO法人飛山城跡愛護会や清原地域振興協議会などで組織する実行委員会の主催。清原地区の活性化や国指定史跡「飛山城跡」のPRが目的。毎年実施していたが、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催となった。

 のろしの実演では、清原中生徒が烽子(ほうし)と呼ばれる役割に扮(ふん)し、のろしを上げた。武者行列には同校バスケットボール部員23人が参加。同愛護会が制作した紙製の甲冑(かっちゅう)を身に着け、同公園内を練り歩いた。清原北小や清原中、宇都宮清陵高の児童生徒による鬼怒の船頭唄やお囃子(はやし)、吹奏楽なども披露され、地元の人たちでにぎわった。

 武者行列に参加した清原中2年小林亮太(こばやしりょうた)さん(14)は「今日の甲冑は軽いけど、本当の武者は重くて大変だと思った。でも、武者の気分は味わえた」と話した。

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