オランダ産野菜チップスに回収指示

特区政府食物安全中心(センター・オブ・フード・セーフティー=CFS)は3月14日、オランダから輸入されたベジタブルチップスに発がん性物質が含まれている疑いがあると発表、市民に食べないよう呼び掛けている。同日付政府公報によると、問題の製品は「City Super Limited(シティースーパー)」が輸入し販売していた「AMICA」ブランドのベジタブルチップス「Alfredo’s Ortolana Salted Vegetables Chips」。1パックの内容量は100グラムで、賞味期限が2023年3月25日となっているものだ。CFSは先ごろ、欧州委員会の食品・飼料早期警告システム(RASFF)によって、当該製品は「アクリルアミド」の含有量が多いとの情報を得たという。また、同製品が香港にも輸入されていたことが分かった。アクリルアミドとは発がん性のある化学物質で、炭水化物を多く含む原材料を高温(120度以上)で加熱調理した食品に含まれる可能性があるという。CFSではすでに当該製品の販売中止と回収を指示。シティースーパーでは当該製品の販売を中止し、回収を行っているという。同社では使用および食用しないよう呼び掛けるとともにホットライン(2736ー3866)を設置し問い合わせに対応している。

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