ヤマハ発 要求額上回る “ベア”7,000円に対し9,000円回答 スズキは満額回答【春闘】

2023年の春闘は3月15日、電気や自動車などの大手企業の集中回答日を迎えました。静岡県磐田市に本社を置くヤマハ発動機は、賃金引上げ総額月額1万3,400円の要求に対して、1万5,400円と回答しました。このうち、ベースアップ(ベア)にあたる賃金改善は、月額7,000円の要求に対し、9,000円と要求額を2,000円上回っています。

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この回答額は、現在の賃金制度が2013年度に導入されて以来、最高額となり、要求額に対し、回答額が上回るのも初めてだということです。

ヤマハ発動機は、世界経済が不安定な中でも、2022年度に過去最高の売上高と利益を達成したことや今後の人材確保のため、などと説明しています。

労組の要求額を上回る回答を出したヤマハ発動機

自動車メーカーのスズキ(本社・浜松市)は、労働組合側の月額12.200円昇給と5.8か月分の賞与を要求に対し、満額回答しました。

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