【明石商と練習試合】内角狙い完璧アーチ 慶応・清原勝児、甲子園での活躍予感

【慶応-明石商】2回裏慶応無死。清原が左越えにソロを放つ=明石市の明石商高グラウンド

 大舞台に似合うフルスイングが身に付いてきた。今大会でトップレベルの注目を集める慶応・清原。大阪入り後の対外試合で2本目となる一発は、甲子園での千両役者の活躍を予感させた。

 狙い澄ました内角直球だった。0―2の二回。前を打つ渡辺千と福井が内角攻めを受けているのを目の当たりにし、森林貴彦監督(49)に「インコースに張ってもいいですか」と相談した。両翼100メートル、高さ約25メートルのネットを越える完璧なアーチに成就させ、「どんぴしゃ。良い感覚で打てた」と胸を張った。

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