【DeNA】横浜スタジアム「マスクなし声出し応援」解禁 喜びの声、慎重な様子も

【横浜DeNA-阪神】マスク着用が任意になりそれぞれのスタイルで応援する横浜DeNAファン=横浜(花輪 久写す) 

 新型コロナウイルス対策のマスク着用ルールが緩和されたことを受け、神奈川県内プロスポーツも変化の兆しが見える。プロ野球の横浜DeNAベイスターズは14日から、本拠地・横浜スタジアム(横浜市中区)で開催するオープン戦、公式戦でマスク非着用での声出し応援を解禁した。三浦大輔監督(49)は「どんどん段階を経て、球場のボルテージも上がっていくと思う。楽しみ」と歓迎。スタンドのファンからも喜びの声が上がった。

 同日行われた阪神タイガースとのオープン戦。スタンドでは早速マスクを外して応援するファンの姿もあった。横浜市南区の会社員岡村健太さん(28)は「声出し応援が復活して球場に来る特別感がある。マスクを外せば目だけでなく顔が見える。(表情が見えて)スタンドの一体感も生まれる」と話した。一方、同市都筑区から訪れた会社員鴫原進太朗さん(37)は「接客業なので自衛のためにまだ外せない。でも(外せる)選択肢があるのはいいこと」と慎重な様子だった。

 球団は今回の措置について、「世の中でOKの風潮になってきたことが一番。日本野球機構(NPB)のガイドラインもマスクをして観戦しなきゃいけないものではない。ただマスクをするしないは個人の判断。その判断は尊重していただきたい」と説明した。

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