オープン戦21日目 千賀が2度目の先発登板 3回5奪三振で1失点

日本時間3月17日、メジャーリーグはオープン戦21日目を迎えた。右手人差し指の付け根部分の炎症で前回の登板予定を回避していた千賀滉大(メッツ)はナショナルズ戦に先発し、オープン戦2度目の登板。初回に犠飛で先制点を献上し、チームが0対3で敗れたため敗戦投手となったが、最速97マイルを計測するなど、3回3安打5奪三振1失点と上々のピッチングを見せた。レンジャーズの筒香嘉智はドジャース戦に「9番・DH」でスタメン出場したが、3三振を含む4打数ノーヒット。チームは3対1で勝利している。

日本時間3月6日以来11日ぶりとなるオープン戦のマウンドに上がった千賀。1回裏先頭のレーン・トーマスに二塁打を浴びると、一死3塁のピンチを招き、アレックス・コールの犠飛で早々に先制点を献上した。2回裏は簡単に二死を取ったあと、連打で1・3塁となったが、ジーター・ダウンズを空振り三振に仕留めて無失点。3回裏はトーマス、ドミニク・スミス、コールの1~3番を三者連続三振に仕留め、いい形で2度目の登板を終えた。

メジャーリーグ公式サイトのビル・ラッドソン記者によると、千賀は47球を投げ、変化球も含めて球速は81~97マイルだったという。代名詞のスプリッターを使わず、カッターやスイーパーを多投したが、「オフに身につけた新しい球種。今日の試合ではそれを試したかった」と語った。また、ピッチクロックについては「今回は気にならなかった。自分の投球ができたと思う」としっかり適用できた様子。「本当に順調です」と手応えを感じたようだ。

筒香は「9番・DH」でスタメンに名を連ね、フル出場したが、空振り三振、レフトライナー、空振り三振、空振り三振で4打数0安打3三振。先発のクレイトン・カーショウをはじめ、主力クラスが多く登板したドジャース投手陣を攻略できなかった。連続試合安打は3でストップ。オープン戦6試合の通算成績は打率.294、OPS.862となっている。

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