オープン戦22日目 菊池がオープン戦初失点&初黒星 防御率は1.38

日本時間3月18日、メジャーリーグはレギュラーシーズン開幕が約2週間後に迫るなか、オープン戦22日目を迎えた。ブルージェイズはフィリーズと対戦し、先発5番手としての開幕ローテーション入りが確実となっている菊池雄星がオープン戦5度目の先発登板。初回先頭から二者連続四球を与えるなど制球が定まらず、オープン戦初失点を喫したものの、2回以降は立ち直り、76球で3回1/3を投げた。チームは1対8で敗れ、菊池は敗戦投手に。オープン戦の成績は1勝1敗、防御率1.38となっている。

菊池は初回先頭のブランドン・マーシュ、続くアレック・ボームに連続四球を与え、いきなり無死1・2塁のピンチ。ここでジェイク・ケイブにタイムリー二塁打を浴び、フィリーズに先制を許した。スコット・キンガリーはサードゴロに打ち取ったが、ジョシュ・ハリソンの犠飛で2失点目。コディ・クレメンスをセンターフライに抑えたが、不安定な立ち上がりとなった。

2回表は一死からマックス・マクダウェルに四球を与えたが、後続を打ち取って無失点。3回表はボーム、ケイブ、キンガリーの上位打線を三者凡退に抑えた。4回表もマウンドに上がり、ハリソンをショートゴロに抑えたところで降板。4回途中まで76球を投げ、被安打1、奪三振3、与四球3、失点2という投球内容だった。

試合はフィリーズが菊池の降板直後にクレメンスの3号ソロ、マーシュのタイムリーなどで4点を追加。5回表にもクレメンスのタイムリーなどで2点を奪い、大量8点をリードする展開となった。

ブルージェイズは6回裏にボー・ビシェットのヒットなどで一死1・3塁のチャンスを作り、ブラディミール・ゲレーロJr.の犠飛でようやく1点。しかし、その後もなかなか打線がつながらず、1対8で敗れた。

レンジャーズはブリュワーズと対戦したが、マイナー契約の筒香嘉智は出場せず。菊池以外の日本人投手にも登板機会はなかった。

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