倉敷駅から車で約15分、落ち着いた住宅街の広がるなかにおしゃれなカフェがあります。
通りに面しており、初めてのお客さんにもわかりやすい。
白いモダンな建物には大きな窓と植物がたくさんあり、外から見てもおしゃれでワクワクしてきます。
時間帯によって大きな窓からの景色が変わり、いろいろな雰囲気が楽しめるのもこの店の魅力の一つです。
おしゃれと美味しいがいっぱい詰まった72cafe(ナツカフェ)を紹介します。
たっぷりの光が入る店内はとびきりおしゃれな空間
72cafeの店内は観葉植物とおしゃれな家具や装飾に囲まれて、どの角度から見ても洗練されています。
大きな窓からは光がたっぷり入ってくるので、気持ちも晴れやかに。
日常を忘れて料理やおしゃべりを楽しめる空間です。
フカフカのソファーでゆったり過ごすお客さんの姿もあります。
日が暮れるとまったく違った雰囲気になり、まるで別の店に来ているかのよう。
階段を上がって2階奥には個室にもなるVIPルームがあります。
特別な食事や女子会、ウエディング、セミナーなど、予約をすれば誰でも利用可能です。
キッズスペースと子ども椅子、またメニューにはキッズプレートもあり子ども連れでも利用しやすくなっています。
月替わり72パフェと、こだわりコーヒーの紹介
72cafeには毎月替わりで季節の食材を使った2種類のパフェがあります。
取材時の2023年3月は苺と抹茶の赤と緑のパフェと、苺とバナナの赤と黄のパフェです。
どちらも鮮やかで美味しそうで迷ったのですが、赤と緑のパフェを注文しました。
SサイズとLサイズがあり、Lサイズはシェアも可能です。
THE赤と緑~苺と抹茶のパフェ~ Sサイズ 1,090円(税込)
苺に抹茶のアイス、あんこに白玉だんごがぎゅっと詰まった見た目も鮮やかなパフェです。
宇治抹茶のほんのりした苦みが最高で、あんこにぴったり。また苺の酸っぱさにもちょうど良い。
一番下にはザクザクのチョコレートクッキーが入っており触感も楽しめます。
午後のティータイムにおなかも心も満たされました。
フレンチプレスコーヒー 72cafe Blend 520円(税込)
神戸の萩原珈琲から取り寄せたこだわりのコーヒーです。
砂時計が落ちたらプレスしていただきます。
豆の味とコーヒーの苦みをしっかり感じ、ホッとほんわか癒やされました。
始めはブラックで、途中からミルクをたっぷり加えて、2度楽しめます。
スイーツと一緒に注文すれば390円(税込)に。
2013年に開店した72cafeは、今年(2023年)で開店10年目を迎えます。
72cafeスタッフの岡田彩花(おかだ あやか)さんにインタビューをおこないました。
72cafeスタッフの岡田彩花さんにインタビュー
ふんわりかわいらしいスタッフの岡田彩花(おかだ あやか)さんに、72cafeの魅力についてじっくり教えてもらいました。
──開業のきっかけは?
岡田(敬称略)──
株式会社意匠堂という建築事務所がこのカフェの裏にあって、そこが経営しているカフェなんです。
意匠堂の宣伝とモデルルームの意味も兼ねて72cafeは作られました。
店内も他にはないような作りになっています。
カフェ裏に建築事務所があるので、すぐお客さまと相談もできるようにもなっています。
建物も見て食事もしてもらって、空間も一緒に楽しんでもらうというのも最大の魅力ですね。
──72cafeの店名の由来は?
岡田──
72cafeと書いて「ナツカフェ」と読むのですが、オーナーが夏が大好きでして。
夏のメラメラ燃え上がるような熱い感じと、数字の72は語呂合わせで72cafeになっています。
──人気スイーツについて教えてください。
岡田──
アフタヌーンティーが人気ですね。
倉敷アフタヌーンティーが年2回あるのですが、夏冬は毎回参加させてもらっています。
それ以外の春秋の期間も独自でアフタヌーンティーをしていて、うちは年間通してアフタヌーンティーをしています。
中身は季節によって変わるんですが、前菜とスープ、バケット、スイーツ3段、ドリンク2杯という形は変わらずです。
あと、スイーツだと月替わりの2種類のパフェも人気です。
季節のものを取り入れて、すべて自家製スイーツで提供させてもらっています。
フルーツもこだわっていて、苺は岡山県産の「晴苺(はれいちご)」を仕入れています。
ちなみに2023年2月は苺とブリュレ、苺とピスタチオのパフェでした。
苺ブリュレは1月もしているのですけど、大人気だったので2月も続けてしていました。
やっぱり季節的に苺が人気なので、この3か月はずっと苺を使っています。
夏は白桃やぶどうを使っていますね。
フルーツを使うことで季節感や華やかさを感じられます。
組み合わせとしてチョコレートや抹茶、紅茶などを使用し、オリジナルのパフェを作っています。
──食事のメニューについて聞かせてください。
岡田──
ランチやディナーはコース形式になっています。
甘味処というスープ、メイン、選べるデザート2種、ドリンク1種が人気です。
デザートが2種選べるというのが人気の理由ですね。
コースといってもカジュアルで気軽に食べていただけます。
デザートのケーキはキャラメリゼチーズケーキ、抹茶ティラミス、クリームブリュレが定番でよく注文があります。
あとは本格的なシェフズコースもあります。
前菜2品バケット、スープ、メイン2品、デザートまでのフルコースです。
こちらは記念日やお祝いなどの特別な日に。
オプションでデザートをサプライズ使用にしたものをご注文されるかたが多いですね。
イタリアンとフレンチを融合した創作料理なので、味はもちろんですが、盛り付け方など見た目にもこだわって大切にしています。
──お店の一番のこだわりは?
岡田──
やっぱりこの空間と雰囲気ですね。
建築デザイナーがデザインしたので他にはなく、本当に細部にまでこだわっています。
また店内は一つのジャンルにとらわれず、いろいろなテイストがあるんです。
アジアンテイストだったり、VIPルームはラグジュアリーだったり。
あとはウエディングもできるような作りになっています。
新郎新婦様が二人で並んで歩いて降りられるように、この階段が幅広になっているんです。
また降りてくる姿をゆっくり見ていただけるように、階段の段も普通の階段より高さが狭く階段数が多いんです。
壁にはプロジェクターもあります。
2階は中2階という形で普通の2階よりは低く吹き抜けになっており、また2階の柵を透明のアクリル板にすることで空間全体に一体感を出しています。
インテリア雑貨もオーナーが選んでいます。
──今後やりたいことは?
岡田──
倉敷アフタヌーンティーにも毎回参加させていただいているので、スイーツにもっと力を入れたいですね。
最近うちのカヌレが有名になってきていて、カヌレを推しています。
カヌレが苦手な人もおられるのですが、うちのは美味しかったと言ってもらえて、うれしいお言葉をいただきます。
うちのを食べてカヌレが好きになってもらえたらうれしいですね。
新型コロナウイルス感染症が少し落ち着いてきて、結婚式を考えられている人が増えてきたので、ウエディングやそれに伴う県外からのツアーなど、幅広くいろいろなことに手を広げていきたいです。
イベント出店やケータリングなどにも参加させていただいているので、その辺りをもっとやっていきたいですね。
おわりに
取材中もたくさんのお客さんでほぼ満席状態の72cafe。
この空間は他にはない“映える”がたくさん、スイーツでも満たされ人気の理由がわかりました。
こだわりがたくさん詰まった72cafeにぜひ足を運んでみてください。
計算されたおしゃれな空間で、日常を忘れて大切な人と過ごす時間は特別なものになるでしょうね。