8年前の喜び忘れず前へ 特産品販売など 19日までフルサット 北陸新幹線開業8年祝う

 北陸新幹線の開業8周年を祝うイベントが18、19の両日、上越妙高駅西口のフルサット(上越市大和5)で開かれている。19日は午前10時から午後3時まで。

上越、妙高両市の特産品などを求める人たちでにぎわう会場

 上越、妙高両市の特産品の他、新幹線開業以降にU・Iターンした人が起業して開発した商品、上越市の地域おこし協力隊による農産加工品などが販売されている。
 同市で開業準備中のクラフトビール醸造所「ガンギブリューイング」は、醸造責任者がかつて修業した静岡県浜松市の醸造所で仕込んだビールを販売した。普段、多種多様な市販ビールを飲んでいるという男性は「フルーティーだね」と話し、味を楽しんでいた。
 フルサットを運営する北信越地域資源研究所(同市大和5)は、沿線の自治体などの協力を受け、黒部(富山県)、高岡(同)、敦賀(福井県)の観光パンフレットもそろえた。平原匡社長は「開業8周年や来春の敦賀延伸に向け、富山、石川、福井でイベントが開かれている。当地も8年前の駅開業のにぎわいと一番列車が到着した時の喜びを忘れず、今後に向け盛り上げていきたい」と話していた。

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