選抜高校野球大会に3年連続10度目出場の敦賀気比(福井県)は、3月20日の第3試合(午後2時開始)に登場し、大会連覇を狙う大阪桐蔭と対戦する。復調してきた敦賀気比の打線が、層の厚い大阪桐蔭の投手陣を打ち崩せるかが鍵となりそうだ。
敦賀気比の打線は、ひと冬越え調子を上げてきている。リードオフマンとして期待される濵野孝教は、今月の練習試合3試合で本塁打を含む13打数10安打と結果を残した。高見澤郁魅はパワーを付け長打力に磨きをかけた。伊藤剛志もミート力がアップしている。個々の能力は確実に上がっている。
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大阪桐蔭には、1年秋から全国舞台を経験し、世代ナンバーワンの呼び声高い左腕エース前田悠伍がいる。控えにも球速140キロ超えの投手が複数おり油断ならない。敦賀気比は対策を練り、対応力を高めている。
敦賀気比の投手はエース辻晶太のほかに、成長してきた桶谷司、左腕竹下海斗らもいる。相手投手陣の攻略難航が予想されるだけに、昨秋公式戦で1試合平均8.3得点だった大阪桐蔭の打線を、持ち味とする堅守の守備陣と協力して最少失点に抑えたい。