これからもずっと見守って 学びやに別れ 栗山小中学校で閉校式

福澤校長に校旗を手渡す山越さん(中央)と松本さん(右)

 【日光】本年度で歴史に幕を閉じる小中併設校の栗山小中学校で19日、閉校記念式典が行われ、地域住民や卒業生など約150人が学びやに別れを告げた。

 栗山中は1981年に旧栗山中と日向中の統合により開校し、計461人が卒業。旧栗山小と日向小の統合によって2005年にできた栗山小からはこれまでに72人が巣立った。少子化の影響などで17年に小中併設校となり、今春の生徒2人の卒業で在校生はゼロとなった。

 式典には、今春の卒業生山越(やまこし)るなさん(15)と松本侑紗(まつもとありさ)さん(14)、粉川昭一(こなかわしょういち)市長らが参列。山越さんが「私たちを育ててくれた栗山中、栗山小、これからもずっと私たちを見守ってください」と生徒代表の言葉を述べた。

 校旗は松本さんと山越さんが福澤昌幸(ふくざわまさゆき)校長に手渡し、市に返還された。記念碑の除幕式も行われ、参加者全員で風船を飛ばした。

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