門出祝う満開の桜 宇都宮・戸祭小で黒板アート、専門学生描く

宇都宮市戸祭小で黒板アートを制作する宇都宮メディア・アーツ専門学校の学生たち

 宇都宮メディア・アーツ専門学校の1年生8人が15日、宇都宮市戸祭小の6年生の教室で卒業を祝う黒板アートを制作した。16日の卒業式に花を添えようと専門学校が企画し、約3時間かけて全4クラスの黒板を異なるデザインのイラストで彩った。

 15日は午後2時から、2人一組で作業を始めた。教科書やランドセル、筆箱など小学校で使う道具や、花束などのイラスト、「卒業おめでとう」などの文字を鮮やかに描いた。制作を終えると、学生たちの手やマスクはチョークの粉でピンク色などに染まった。

 門出を祝う満開の桜とハトを細部までこだわって表現した蓬田結衣(よもぎたゆい)さん(19)は「見た瞬間に『すごい』と感じてもらえたら」と笑顔。「春満開の中で、晴れ晴れとした気持ちで旅立ちの日を迎えてもらいたい」と願いを込めた。

宇都宮市戸祭小で黒板アートを制作する宇都宮メディア・アーツ専門学校の学生たち

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