アメリカが打線爆発でキューバに大勝 2連覇に向けて決勝進出決定

日本時間3月20日、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は準決勝の1試合目が行われ、アメリカ(C組2位)がキューバ(A組1位)に14対2で大勝。史上2チーム目となる大会連覇に向けて決勝進出が決定した。1回表に1点を先制されたものの、6回まで毎回得点を奪い、前日のヒーローであるトレイ・ターナーの2本塁打などで大量14得点。初対戦となったキューバを圧倒した。明日は準決勝の2試合目、侍ジャパン対メキシコの試合が行われ、その勝者が連覇を目指すアメリカと対戦することになる。

アメリカは先発のアダム・ウェインライトが三者連続内野安打でいきなり無死満塁のピンチを招き、アルフレッド・デスパイネの押し出し四球で先制点を献上。しかし、このピンチを最少失点で切り抜けると、1回裏にポール・ゴールドシュミットがレフトへの1号2ランを放ち、あっという間に逆転に成功した。

2回裏にはターナーが3号ソロを放ち、1点を追加。3回裏は一死満塁からピート・アロンソのタイムリー、ティム・アンダーソンの犠飛で2点を奪った。4回裏は二死3塁からノーラン・アレナドがタイムリー三塁打を放ち、アレナドは相手投手の暴投で生還。4回終了時点で7対1と6点のリードを奪った。

アメリカは5回表から2番手のマイルズ・マイコラスを投入。二死1・3塁のピンチを背負い、アンディ・イバニェスのタイムリーで1点を返されたが、5回裏二死満塁からゴールドシュミットが2点タイムリーを放ち、キューバに流れを渡さなかった。6回裏にはターナーがトドメとも言える4号3ラン。2試合連続4打点以上はWBC史上初の快挙となった。

アメリカは6回裏にマイク・トラウトのタイムリー二塁打でさらに1点を追加し、8回裏にはセドリック・マリンズの1号ソロでダメ押し。9回表は3番手のアーロン・ループを投入し、14対2で勝利した。これで2大会連続の決勝進出が決定。史上2チーム目の大会連覇まであと1勝となった。

© MLB Advanced Media, LP.