<ランチ>オープンした人気店「山寿」新メニュー登場で客絶賛 名物料理が所せまし豪華・抜群、増える客

名物料理勢ぞろいの「秩父まるごと御膳」

 そば店「秩父肉汁そば 山寿(さんじゅ)」は、2021年に秩父市役所前にオープン。地場産品を使った料理が豊富で、観光客やグルメファンの舌をうならせている。昨年11月からは、秩父のご当地グルメいいとこどりのセットメニュー「秩父まるごと御膳」が登場し、人気を集めている。

 看板商品の「肉汁そば」、わらじカツ、みそ豚、みそポテトが所せましと盛られた「秩父丼」、しゃくし菜や秩父産野菜などを使用した小鉢、黒蜜きな粉のそば餅―。秩父の名物料理勢ぞろいの豪華御膳は、「一軒で秩父の食を堪能してほしい」との思いで、同店オーナーの吉岡伸也さんが考案した。

 毎朝仕込む、石臼挽(び)き粉の香り高い「そば」は、かみ応えある極太麺(幅約6ミリ)と、のど越しの良い細麺(幅約2ミリ)が選べ、両方味わえる「合い盛り」もおすすめ。つけ汁は、豚肉のうまみがしみこんだカツオだしベースで、麺との絡みが抜群。

 古民家風の店内は囲炉裏(いろり)が備わり、落ち着いた雰囲気。離れの座敷席(40席)では団体客も受け付けている。吉岡さんは「コロナ禍の行動制限が緩和され、客足は順調に伸びている。観光に訪れた際は、当店で秩父の食文化に触れてほしい」と話した。

 【メモ】秩父肉汁そば「山寿」 埼玉県秩父市熊木町14の11(電話0494.26.6635)。営業時間は午前10時半~午後4時。年中無休。肉汁ミニそば、秩父丼、香の物、小鉢、デザートがセットの「秩父まるごと御膳」は税込み2310円。香の物、みそ汁が付く単品の秩父丼は同1760円、豚みそ焼き丼は同1320円。

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