最後の佐世保市議会 朝長市長「4期16年、光栄」 職員らに感謝

最後の定例会であいさつする朝長市長=佐世保市議会議場

 定例佐世保市議会は20日、最終本会議を開き、総額1194億4300万円の新年度一般会計当初予算案など43件を可決、承認、同意し閉会した。今期で勇退する朝長則男市長があいさつに立ち「4期16年間、市のトップとして運営させてもらい、大変光栄だった。今後も微力だが佐世保市発展の下支えができれば」と述べた。
 朝長市長は市議、県議、市長として歩んだ政治家生活について「佐世保が好きだという思い」が支えになっていたと振り返り、「16年前の市長選で掲げた公約は、ほぼ達成させてもらった」と職員に感謝を述べた。市議会に対しても「市民代表として佐世保市を伸ばす大きな力になってほしい」と期待を込めた。
 当初予算案は、4月の市長選を見据え骨格の予算編成だが重点施策「リーディングプロジェクト」や継続性がある事業などに予算を配分。地域通貨発行事業や訪日外国人誘致対策事業などに充てる。

© 株式会社長崎新聞社