イケア、在庫棚卸にVerity社ドローン100機を運用

2年前、Ingkaグループとインターイケアグループのサプライチェーン開発チームは、屋内用ドローンシステムを提供するVerity社と共同で、在庫の追跡とフロアのコワーカーのウェルビーイングを向上させる完全自律型のドローンソリューションの開発を開始した。

その結果、現在、100機のドローンが非稼働時間帯に稼働し、在庫の精度を高め、オンラインまたは実店舗での販売に必要な商品の可用性を確保することに成功。このソリューションにより、イケアのコワーカーたちは、パレットを一つ一つ手作業で確認する必要がなくなり、より人間工学に基づいた職場を実現することができるようになったという。

Ingkaグループ(イケア)のリテール責任者、Tolga Öncu氏は次のようにコメントしている。

Öncu氏:イケアは、店舗がカスタマー・フルフィルメントをよりよくサポートし、オムニチャネル・リテーリングの真の拠点となるよう、あらゆる面でテクノロジーに投資しています。ドローンやその他の先進的なツール(例えば、商品をピックアップするロボットなど)の導入は、誰にとっても真のWin-Winとなるものです。コワーカーのウェルビーイングを向上させ、オペレーションコストを削減し、お客様にとってより手頃で便利なものにすることができます。

最初のドローンは2021年にイケアスイスで離陸し、現在稼働している100機は、ベルギー、クロアチア、スロベニア、ドイツ、イタリア、オランダ、スイスの16カ所で在庫をストックしている。

インターイケアグループのサプライチェーン開発部門ロジスティクス"フルフィルメント・イノベーション担当部長、Peter Ac氏は、次のようにコメントしている。

Ac氏:革新的で付加価値の高いソリューションに関して最前線に立つことは、イケアの伝統の一部です。このプロジェクトは、イケア全体で協力し、外部のパートナーとともに、私たち全員がメリットを享受できるソリューションを生み出した好例です。

Ingkaグループは、世界中のイケア店舗を改装し、取り扱い能力を向上させ、オンライン注文を迅速かつ持続可能で手頃な方法で発送できるようにしている。

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