24日晩に金星食、次回は40年後

来る3月24日晩に香港でも「金星食」が見られそうだ。天文台によれば、月が沈む直前に金星を隠す金星食が起こり、遮るものがなければ三日月の輪郭に金星が隠れていく様子が観測できるという。金星食が見える予想時刻(いずれも香港時間)と方角は以下の通り。金星食の始まりは3月24日19時47分で、方角は西北、天体望遠鏡で観測するとよりクリアに見える。金星食の終わりは同20時53分で、方角は西北、ただし高度が3・8度と低いため遮るものがない場所でないと見られないという。金星は太陽系の中では太陽と月球に次いで明るい天体なので金星食も比較的観測しやすいと天文マニアの注目を集めているという。前回金星食が見られたのは2010年、次回はというと40年後の2063年なのでこの機会を見逃さないようにしたい。香港太空館(香港スペースミュージアム)では19時30分~21時にユーチューブチャンネルで金星食の様子を生配信し、天文知識などを解説する予定だ。

© HKP