ケミカルタンカー「第十冨貴丸」 佐世保の前畑造船で命名・進水式

進水するケミカルタンカー「第十冨貴丸」=佐世保市、前畑造船

 長崎県佐世保市干尽町の前畑造船(北村與志郎社長)で22日、ケミカルタンカー(470トン)の命名・進水式があった。「第十冨貴丸」と命名され、関係者が航行の安全を祈願した。
 全長63メートル、幅9.8メートル。冨貴汽船(熊本県上天草市)から2隻目のケミカルタンカーとして受注した。水酸化ナトリウム水溶液、水酸化マグネシウムなどの化学薬品を積載する。引き渡しは7月の予定。
 式では船名が発表され神事。祝いの餅まきの後、支綱が切断され進水した。
 同造船は新年度、沖縄県の漁業調査船などを建造予定。北村社長は「当社はいろんな種類の船を建造しており、これからもさまざまなニーズに対応していきたい」と話した。


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