ACSL、「PARASAFE」搭載ドローンが第一種型式認証を取得。日本化薬開発の緊急パラシュート装置

両社は、第一種型式認証の取得に向けた様々な実験を行ってきた。実験を通してパラシュート装置を数多く作動させ、パラシュート装置の有効性を確認している。

第一種型式認証取得により、この機体でレベル4(有人地帯における補助者なし目視外飛行)の飛行が可能となり、より利活用の場面が拡大することが期待される。さらにパラシュート装置が搭載されていることにより、社会実装される地域での安心・安全なドローン運用ができるとしている。

パラシュート装置を搭載した機体の第一種型式認証取得に向けた共同実験の様子

「PARASAFE」とは?

産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE」は、ドローンの落下時等に、火工品を作動させることにより瞬時にパラシュートを展開し、安全にドローンを降下させる装置。日本化薬では、エアバッグ用インフレータやシートベルト用ガス発生装置等の自動車用安全部品の開発・製造・販売をグローバルで展開しており、そこで培った火工品技術を応用して「PARASAFE」を開発した。

現在、最大離陸総重量25kgまでの産業用ドローンに対応した「PS CA12-01」を発売している。

日本化薬、エアバッグの技術を応用!産業ドローン用緊急パラシュート「PARASAFE」 [Japan Drone 2020]

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