足利市とセブンイレブンが連携協定 地元ゆかりの3商品発売へ

新商品の「栃木県産小麦麺のポテト入り焼そば」を試食する早川市長(中央)ら

 足利市とセブン-イレブン・ジャパンは23日、包括連携協定を締結した。包括連携協定を締結した。これを記念し、同社は地元の農産物を活用した「あしかが美人トマトサンド」(388円)「栃木県産小麦麺のポテト入り焼(やき)そば」(410円)「冷しぶっかけ大根そば」(518円)の3商品を28日から足利、佐野、栃木の3市内の74店舗で販売すると発表した。4月以降、栃木県内全域で販売するという。

 「焼そば」は100%県産小麦を使い、県内で調理された商品で、もちもちとした食感が楽しめる。

 協定に基づき同社は今後、買い物困難地域への定期的な移動販売車の運行、足利工業高生が制作したフードロス防止啓発ポップ「てまえどり」の店内掲出など持続可能な開発目標(SDGs)の推進、観光振興への協力など、地域活性化に関するさまざまな取り組みを行う。

 締結式では、同社の永松文彦(ながまつふみひこ)社長が署名した協定書を万崎順一(まんざきじゅんいち)群馬・栃木ゾーンマネジャーが持参し、早川尚秀(はやかわなおひで)市長と取り交わした。新商品の披露や試食、市役所で軽トラックを改造した移動販売車による商品販売デモも行われた。

 同社と県内自治体の同協定締結は、県、宇都宮市に次いで3例目となった。

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