内科などのクリニック開設へ 日光の獨協医療センター跡地に

日光市役所

 移転により跡地利用の要望が高かった日光市高徳の旧獨協医大日光医療センターについて、市は23日の市議会全員協議会で、内科と人工透析内科を診療科目とする「鬼怒川クリニック」が4月に開設されることを明らかにした。

 宇都宮市の宇都宮中央病院など栃木県をはじめ東京、埼玉、群馬で五つの医療機関を運営する医療法人「全仁会」の大坪修(おおつぼおさむ)理事長が院長を務める。全仁会とは別に大坪院長個人によるクリニックで、今後は法人化とともに診療科目の拡大を予定している。

 鬼怒川クリニックは医師3人体制でスタートする。獨協医大と協力体制を取り、技師や看護師などは同医大から派遣される。

 月、水、金曜が内科。火、木、土曜が人工透析内科。診療時間は午前9時~午後5時。入院のためのベッドはない。休診日は日、祭日、年末年始。

 獨協医大日光医療センターは1月に高徳から現在の土沢に移転した。移転前は藤原、栗山地域で核となる医療機関だったため、代わりとなる施設の開設が求められていた。

© 株式会社下野新聞社