高さ16mの街路樹倒れ 車を直撃で… 平和大通りの樹木 一斉点検始まる

おととい(22日)、広島市の平和大通りで街路樹が倒れたことを受け、広島市はきょう(24日)から平和大通りの樹木およそ2000本の緊急一斉点検を始めました。

おととい夜、広島市中区の平和大通りで樹齢およそ60年、高さ16メートルのクヌギが倒れ、車に直撃してフロントガラスが割れるなどの被害が出ました。

これを受け、広島市は、平和大通りにあるクスノキやケヤキ、カエデなどおよそ2000本の樹木の一斉点検を始めました。

今回の倒木について広島市は、木が傾いて生えていたこと、水を吸い上げて木自身の重みに耐えられなかったこと、根に菌が入り、強度が落ちたことなど、複合的な原因が考えられるとしています。

広島市の職員は、1本1本の木を見ながら、傾きがないか、枝が枯れていないか、また、木づちでたたきながら幹に空洞ができていないかなど、9つの項目を調べていきました。

広島市では、今後、危険な木があれば、樹木医に専門的な調査を依頼するなどして対応を検討することにしています。

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