記念フレーム切手発売 『遠藤周作生誕100年』 文学館と県南地区郵便局で2種

(写真左から)県南部地区など153の郵便局と遠藤周作文学館で販売するフレーム切手(日本郵便九州支社提供)、遠藤周作文学館のみで販売するフレーム切手(同文学館提供)

 日本郵便九州支社(熊本市)は23日、小説「沈黙」などで知られ、本県にゆかりが深い作家、遠藤周作(1923~96年)生誕100年を記念したオリジナルフレーム切手を発売した。遠藤周作文学館(長崎市東出津町)限定と同文学館と県南部地区の郵便局などで購入できる2種類がある。
 遠藤の魅力をより多くの人に知ってもらおうと、長崎市の記念事業に合わせて企画した。台紙や切手には遠藤が笑ったり考え込んだりするような表情や執筆する姿などの写真を使用。同文学館の内外観や生誕100年記念のロゴマークなども使われている。
 長崎市役所で同日あった贈呈式で、担当局の黒崎郵便局金子修一局長があいさつ。県南部地区連絡会の岩永洋一地区統括局長が田上富久市長にフレーム切手を手渡した。
 同文学館限定のフレーム切手は1シート1300円(63円切手5枚、84円切手5枚)で500部。
 同文学館と郵便局で販売するフレーム切手は1シート1400円(84円切手10枚)。発行する計千部のうち500部は同文学館で販売。ほかに長崎、諫早、雲仙、西海、島原、南島原6市と西彼時津、長与両町の郵便局(一部簡易局除く)と県内の一部郵便局計153局で計400部、日本郵便のインターネットサイトでも25日午前0時15分から100部販売する。

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