「家族や友人がコロナに感染し濃厚接触者に…」県立高校職員(28)が度重なる “ズル休み” で懲戒処分 広島

新型コロナの濃厚接触者になったなどと、うその申告をして特別休暇を不正に取得したとして、広島県教育委員会は28歳の男性教職員を停職2か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、広島県東部にある県立高校の事務を担当する男性職員(28)です。

県教委によりますと、男性職員は、去年6月から12月までの間、「家族や友人が新型コロナに感染し、自分が濃厚接触者になった」などと、たびたび、うその申告をして、特別休暇を合計19日間、取得したということです。

不自然な申告がたび重なったため、ことし1月、校長が診断書などの文書を提出するよう求めたところ、虚偽を認めたということです。男性職員は休暇中、自宅で休んだり、外出したりしていたということで、すでに休暇中に得た給与およそ24万円を返還しているということです。

男性職員は、聴取に対して「信用を著しく失墜させた行為を深く反省しています」などと話しているということです。

県教委は、「公務員として許されないことで、大変遺憾。特別休暇の適切な運用について注意喚起を行い、信頼の回復に努めたい」としています。

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