那須どうぶつ王国、日テレに抗議 タレントがペンギンの池に落下

 那須どうぶつ王国(那須町大島)は24日、日本テレビの情報番組の生中継で、お笑いタレントがペンギンがいる池に入ったことに対し、日テレに厳重に抗議したと公式ツイッターで明らかにした。

 同日午前放送の「スッキリ」では、お笑いタレントのオードリーの春日俊彰(かすがとしあき)さんが、フンボルトペンギン約30羽に餌やりをしながら、司会者とのやりとりの中で複数回池に足を踏み入れ、転倒した。園側との事前の打ち合わせがない行為だった。

 園はツイッターで「誠に遺憾で、今後取材ロケの受け入れについて、報道側に動物の尊厳を傷つける行為が無いよう厳しく対応していく。不快な思いを抱かせてしまい、深くおわびする」などとコメントを出した。

 鈴木和也(すずきかずや)総支配人は、下野新聞社の取材に「動物を好きになってもらうことが動物園の使命。今回のことで深く傷ついた人もおり、他園にも迷惑をかけてしまう恐れがあるので対応した」と説明した。

 日テレは同日、番組ホームページで「動物への安全配慮が不足していた」と謝罪した。

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