全30球団の開幕投手が決定 サイ・ヤング賞経験者は史上2位の8人

日本時間3月25日、2023年のレギュラーシーズン開幕が6日後に迫るなか、全30球団の開幕投手が発表された。日本人選手は大谷翔平(エンゼルス)のみで、ダルビッシュ有(パドレス)や藤浪晋太郎(アスレチックス)は2戦目以降に回ることに。また、サイ・ヤング賞経験者が8人(サンディ・アルカンタラ、シェーン・ビーバー、コービン・バーンズ、ジェイコブ・デグロム、ザック・グレインキー、コリー・クルーバー、マックス・シャーザー、ブレイク・スネル)おり、これは史上2番目の多さだという。

メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によると、開幕投手のなかにサイ・ヤング賞経験者が最も多かったのは2016年の9人。このときはグレインキー、クルーバー、シャーザーのほか、デービッド・プライス、ジェイク・アリエタ、ジャスティン・バーランダー、ダラス・カイケル、クレイトン・カーショウ、フェリックス・ヘルナンデスが開幕投手を務めた。

今季の開幕投手30人のうち、サイ・ヤング賞経験者は8人、オールスター・ゲーム選出の経験がある投手は21人を数え、デグロム(レンジャーズ)、カイル・ギブソン(オリオールズ)、クルーバー(レッドソックス)、パブロ・ロペス(ツインズ)、カイル・マラー(アスレチックス)の5人は移籍1年目で開幕投手を務めることになる。マラーは唯一の新人(=新人王資格を持つ選手)でもある。

30球団の開幕投手は以下の通り(回数はキャリア通算)。

オリオールズ:カイル・ギブソン(2回目)
レッドソックス:コリー・クルーバー(6回目)
ヤンキース:ゲリット・コール(5回目)
レイズ:シェーン・マクラナハン(2回目)
ブルージェイズ:アレック・マノア(初)
ホワイトソックス:ディラン・シース(初)
ガーディアンズ:シェーン・ビーバー(4回目)
タイガース:エデュアルド・ロドリゲス(2回目)
ロイヤルズ:ザック・グレインキー(7回目)
ツインズ:パブロ・ロペス(初)
アストロズ:フランバー・バルデス(2回目)
エンゼルス:大谷翔平(2回目)
アスレチックス:カイル・マラー(初)
マリナーズ:ルイス・カスティーヨ(3回目)
レンジャーズ:ジェイコブ・デグロム(4回目)

ブレーブス:マックス・フリード(3回目)
マーリンズ:サンディ・アルカンタラ(4回目)
メッツ:マックス・シャーザー(7回目)
フィリーズ:アーロン・ノラ(6回目)
ナショナルズ:パトリック・コービン(3回目)
カブス:マーカス・ストローマン(3回目)
レッズ:ハンター・グリーン(初)
ブリュワーズ:コービン・バーンズ(2回目)
パイレーツ:ミッチ・ケラー(初)
カージナルス:マイルズ・マイコラス(2回目)
ダイヤモンドバックス:ザック・ギャレン(初)
ロッキーズ:ヘルマン・マルケス(3回目)
ドジャース:フリオ・ウリアス(初)
パドレス:ブレイク・スネル(2回目)
ジャイアンツ:ローガン・ウェブ(2回目)

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