149年の歴史に幕 矢板・川崎小で閉校式

校旗を返納する増渕校長(右)

 【矢板】本年度で149年の歴史に幕を下ろす川崎小で24日、閉校式が行われ、児童約80人と保護者や関係者ら約180人が学びやに別れを告げた。

 同校は1873年創立で、これまでに4976人が卒業した。4月からは、地域ごとに矢板小と矢板東小に統合される。

 式で増渕直嗣(ますぶちなおつぐ)校長(56)は「それぞれの学校に行っても、自分らしさを発揮したくましく生きる川崎っ子を思い出し、大いに活躍してほしい」と児童たちを激励。斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長に校旗を返納した。

 児童代表の6年相田麗音(あいたれおと)君(12)は「川崎小の伝統を引き継ぎながら、新しい学校でも友達をたくさん作り、未来に希望を持って歩んでいきたい」などとあいさつした。

 式後は、シンガー・ソングライター半崎美子(はんざきよしこ)さんによるコンサートが開かれ、同校の閉幕に花を添えた。

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