栃木県の魅力を各国に発信 都内でレセプション 県と外務省

本県の魅力を駐日外交団に発信したレセプション=24日夜、東京都内

 栃木県と外務省は24日夜、本県の魅力を各国に発信するレセプションを東京都港区の飯倉公館で開いた。75カ国の駐日外交団や駐日外国商工会議所、企業関係者ら約200人が出席し、本県の食や観光、工芸品などへの理解を深めた。

 レセプションは同省の地方創生事業で、外相と地方自治体の首長が共催し、各地方の情報を発信している。本県では自民党の茂木敏充(もてぎとしみつ)幹事長が外相を務めていた3年前に企画されたものの、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。

 会場では本県産の食材を使用した料理を振る舞ったほか、日光を中心とする観光や自然、産業などを展示で紹介。6月に日光市で開かれる先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合もPRした。

 林芳正(はやしよしまさ)外相は「日光は国際観光都市として世界的な評価も高い。母国や世界に、今日体験した栃木県の魅力を発信してほしい」とあいさつ。福田富一(ふくだとみかず)知事は、イチゴや地酒など本県が誇る特産品を売り込み「日光、栃木県にぜひお越しいただきたい」と呼びかけた。

 本県選出の国会議員らが鏡開きをした後、茂木氏の発声で乾杯した。日光東照宮の楽師による雅楽演奏や、宇都宮のカクテルパフォーマンスも会場を彩った。

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