海星、きょう“8強懸け”広陵と対戦 「緩急使い守り勝つことが第一」 選抜高校野球大会

 雨天順延となった26日、海星は甲子園の室内練習場で打撃を中心に調整。8強を懸けた広陵(広島)との3回戦へ気合を入れ直した。主将の田川は「力がある相手だけど、チャレンジャー精神を持って受け身にならず、自分たちの野球ができれば勝機は見えてくる」と言葉に力を込めた。
 広陵は昨秋の中国地区大会を制し、明治神宮大会で準優勝したV候補の一角。プロ注目の真鍋を軸にした強力打線で、左右の好投手も擁する。田川は「打たれれば向こうに流れがいく。緩急を使ってフルスイングさせない。守り勝つことが第一」とポイントを挙げる。
 社(兵庫)との2回戦から中6日。加藤監督は「間延びしているので正直やりたかった。(この日の練習は)打撃の反応を良くすることだけ。スイッチは入っていると思うので、あとは集中が続くどうか。隙のない中でも隙を見つけて突いていく」と意気込んでいた。

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