桜満開 心も躍る 長崎・風頭公園 来月2日までまつり

瓊浦高エイサー同好会などが出演し、観客を盛り上げた点灯式=長崎市、風頭公園

 約350本の桜が楽しめる長崎市の風頭公園で25日、4年ぶりの桜まつりが始まった。主催する同公園景観振興会によると、ソメイヨシノは既にほぼ満開で、29日ごろまでが見頃という。
 2019年まで26年間、毎年開いていたが、20年以降、コロナ禍で中止していた。今年は初めて複数のキッチンカーの出店や土日の弾き語りライブなどがある。
 25日の点灯式で、同振興会の林田信義会長が「夜景も見渡せる公園で、3年間(中止した)分、大いに花見を楽しんで」とあいさつ。約200個のぼんぼりに明かりがともされると、会場から拍手が沸き起こった。
 瓊浦高生による沖縄の伝統芸能「エイサー」の演舞を見ようと、家族で訪れた同市柳谷町の医療従事者、庄山創さん(27)は「桜がちょうど満開できれい。パフォーマンスと相まって良かった」と話した。
 まつりは4月2日まで。期間中の午後6時~9時、ぼんぼりをともし、夜桜を演出する。


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