ロボット田植えに関心 宮崎市でスマート農業実演会

宮崎市花ヶ島の水田で開かれた有人監視型ロボット田植え機などのスマート農業機器の実演

 農機メーカーのヰセキ九州(熊本県)は23日、宮崎市花ケ島町の水田でスマート農業の実演会を開いた。リモコン操作の田植え機を使い農作業を実演し、同市職員や農家など約50人が理解を深めた。
 同社社員がリモコンで有人監視型ロボット田植機を操作。外周から田植えをすることで衛生利用測位システム(GPS)で水田の形を把握することや経験が浅くても操作できることなどを解説した。
 このほか、スクリューによって水面を濁らせて雑草の光合成を抑制する機器など3種類のスマート農業機器を紹介。参加者は使用できる面積や稼働時間などを担当者に質問していた。
 飼料作物などを栽培する同市佐土原町上那珂の畜産農家岩切俊さん(43)は「アプリで農地管理ができるなど、スマート農業の最先端が分かり勉強になった」と話した。

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