「初恋」の薄紫が魅了 那珂川でカタクリ見頃 4月上旬まで見頃

愛らしく咲いたカタクリの花

 栃木県那珂川町三輪のカタクリ山公園でカタクリの花が見頃を迎え、薄紫色の愛らしい花々が県内外の観光客を魅了している。

 ユリ科の多年草で花言葉は「初恋」。同園は、地域住民でつくるNPO法人山野草保存会が民間の山林を手入れし、30年以上前から公開している。園内の斜面約3ヘクタールに自生する約100万株は例年通り19日ごろに開花した。

 五分咲きとなった27日も大勢の人々が園内を散策しながら花の観賞を楽しんだ。妻や1歳の長男と訪れた同所、会社員青柳佑哉(あおやぎゆうや)さん(26)は「豊かな自然が気に入っていて、よく散歩に来ます。カタクリのほかにショウジョウバカマなども咲いていて、きれい」と話していた。

 見頃は4月上旬まで。開花期間中の駐車料金はバス1500円、乗用車500円。開園時間は午前8時半〜午後4時半。(問)同保存会0287.96.4939。

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