レッドソックス・吉田正尚 オープン戦最終日に1号逆転2ラン放つ

【ブレーブス7-5レッドソックス】@ジェットブルー・パーク

日本時間3月29日、吉田正尚が所属するレッドソックスはオープン戦最終日を迎え、ブレーブスと対戦。初回に吉田が1号逆転2ランを放つなど、2回を終えて3対1とリードしていたが、先発のカッター・クロフォードが4回7安打5失点と踏ん張れず、5対7で逆転負けを喫した。ブレーブス先発のチャーリー・モートンは3回途中4安打3失点と精彩を欠いたが、オープン戦初勝利(1敗)をマーク。6番手のトレイ・ライリーに初セーブが記録され、クロフォードは初黒星(2勝)を喫した。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大活躍して侍ジャパンの優勝に大きく貢献した吉田に「メジャーリーガー」としての待望の一発が飛び出した。1点を先制された直後の1回裏二死3塁の場面で打席に入ると、甘く入った速球を強振。打球はフェンスを越え、センター右に飛び込む1号逆転2ランとなった。吉田はこの一打を振り返り、「常にセンター方向にライナーを打つことを心掛けているので、いいバッティングができたと思う」とコメント。アレックス・コーラ監督も「速球を仕留めたね」と吉田の打撃を称えた。

開幕戦のスタメンを想定して「4番・左翼」でスタメン出場した吉田は、初回の第1打席で1号逆転2ランを放ったあと、3回裏一死2塁のチャンスでは四球を選んで出塁と持ち味を発揮。ここで代走のロブ・レフスナイダーと交代し、メジャー1年目のオープン戦を終えた。WBCでチームを離れていたため、オープン戦は6試合しか出場せず、打率.231、1本塁打、2打点、OPS.913という成績。とはいえ、WBCでの大活躍も含め、チームからの信頼は得られたはず。あとは5年9000万ドルという大型契約に見合う活躍をシーズンで見せるだけだ。

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