西村優菜は繰り上がり出場で米ツアー2戦目へ「プレッシャーはある」

米ツアー2戦目に臨む(撮影/石井操)

◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 事前(28日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

前週時点でウェイティング2番手だった西村優菜がマンデートーナメント(予選会)に出なくていいのを知ったのは、月曜日の朝だったと言う。「予選会の準備をしようとしたけど、朝起きたときにフィールドに入れたのが分かって。良かったです。ラッキーでした」。日曜から開幕2日前のこの日(火曜日)まで毎日9ホールの計27ホールを回って入念にコースチェックした。

入念にパッティングをチェック(撮影/石井操)

ツアーメンバーとしての米ツアー初戦はカットラインに1打届かず予選落ちをした。「先週はちょっと残念だったですけど、うまく気持ちを切り替えながら準備は出来ているかな」とマインドは切り替えられている。

前週のグリーンと比べて柔らかい一方で、打ち上げもあれば、打ち下ろしのホールもある。「セカンドの縦距離は結構大事になるかな。色んなライから打たないといけないシチュエーションが多いので、その時々で対応しないといけない。あと、先週が乾燥して飛んでいた分、その距離感を合わせるのが難しかったけど、いい調整は出来てはいる。あとはもうパッティングが決まってくれれば」。攻めと守りのメリハリをつけながらスコアメークに励む。

練習グリーンで遭遇した同年代のふたり。楽しそう(撮影/石井操)

次週のハワイでの「ロッテ選手権 presented by ホアカレイ」はすでに出場権を得たものの「安心できる心の余裕はない。本当に限られた試合しか出られない。そこで頑張らないといけないというプレッシャーはある。一試合、一試合大事に行きたいなと思います」と口元をギュッと引き締める。

「まずはしっかり今週に向けて準備をして。4日間プレーするのを目標に、しっかりショットでチャンスを作ってという自分のスタイルが出来れば。風が無ければ今週もスコアが出るんじゃないかなと思うので、しっかりついていけるように頑張りたいです」。前週の悔しさも胸に秘め、週末までのプレーを目指す。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/石井操)

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