西九州新幹線騒音 鉄道・運輸機構と協力し対策へ JR九州社長が会見

 JR九州の古宮洋二社長は29日の会見で、西九州新幹線(武雄温泉-長崎)の沿線住宅地3地点で環境基準を超える騒音が測定された問題について、鉄道・運輸機構と協力して原因の調査と対策に取り組む考えを示した。
 長崎県が環境省の委託を受けて測定した沿線住宅地10地点のうち3地点で、環境基準70デシベルを超えた。古宮社長は「今後県から正式に通知があると思う」と前置きした上で、防音壁などの設備面の対策は鉄道・運輸機構が担当すると説明。レールや車両に起因する騒音も想定されるとして「場所はわかっているので、これから鉄道・運輸機構と原因を調べ、対策について検討する」と述べた。


© 株式会社長崎新聞社