勝みなみ「18アンダーを出す気持ちで」 ポアナ芝は気にせず

米ツアールーキーの24歳(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 事前(29日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

米ツアー今季2戦目に臨む勝みなみは27日(月曜)にコース入りした。前週「ドライブオン選手権」は予選通過して74位。「あまり日本ツアーと変わんないというか、ゴルフするのは本当に一緒。一打、一打悔いが残らないように回りたいなと思っていた。今週はまた前週と違う(タイプの)コースなので、頑張りたい」。米ツアールーキーではあるが、競技に臨む姿勢は日本でも、海外でも変わらない。

練習ラウンドで得たコースの印象は、「グリーンが先週よりも小さい。ショートホールとかとくに、ロケーションやティショットのスタンスの位置とか、アライメントに気を付けていきたい」と警戒する。打ち上げるよりも、打ち下ろす方が「風に影響されて難しくなる。15ydとかだったらまだ日本ツアーでもあるけど、25ydの打ち下ろし(13番)は無いんじゃないかな。状況によりますけど、クラブの番手は2つどころか3つ変える可能性も」とした。

完全防備で最終調整を行った(撮影/田辺安啓(JJ))

ポアナが入り混じるグリーンはキャディの助言を受けて「『気にしないでいいよ』って言われたので、自信を持って自分の決めたところに打って。それで外れたらしょうがないかな。パター自体は本当に悪くない。先週からのいい感触はあるので、入ったらラッキーだし、入らなくてもしょうがないってやっていくのが一番かな」と話した。

3週後に控える海外メジャー「シェブロン選手権」(テキサス州ザ・クラブatカールストン・ウッズ)のフィールドに、前週で獲得したツアーのポイントによってフィールド入りをしたが、「全然チェックしてなかった」と言う。2週後「ロッテ選手権」(ハワイ州ホアカレイCC)終了後が期日になるため、「先のことはその時になってから。とりあえず、あした一生懸命に戦いたいです。出来れば上位で終われるように」とした。

開幕前日はプロアマ戦が行われているため、コースには出られず(撮影/田辺安啓(JJ))

今大会で見据える先は「(各日) 18アンダーを出したい。みんなその気持ちでやっているはず。60台とか具体的な数字は決めずに、行けそうであればとことん行きたい。スコアというよりは一打、一打やるのが自分の中でベスト」と表情を引き締めた。(カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ/石井操)

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