今平周吾は新調したドライバー&アイアンで首位発進

ヤマハのプロトタイプ1Wが好感触。今平周吾が首位発進を切った(撮影/大澤進二)

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 初日(30日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7062yd(パー71)

昨季2勝の今平周吾が、6季連続優勝に向けて絶好の位置で滑り出した。8バーディ、1ボギーの「64」で回り、金谷拓実と並んで7アンダーの首位発進に「アンダーで回れればいいと思っていたので上出来」とうなずいた。

前半5番で4mのバーディパットを沈めると、続く6番(パー3)で5m、7番で3mを沈めて3連続バーディ。後半11番でこの日唯一のボギーをたたいたが、12番(パー5)ですかさず取り返した。その後も13番(パー3)、15番、16番(パー3)と快調にバーディを重ね、最終18番も10mのロングパットを流し込むバーディで締めくくった。

シーズン開幕戦にふさわしい仕上がりとなった高速グリーンも、スコアを伸ばせた要因のひとつ。「オフはあまり(パッティングが)良くなかった。一般営業だとグリーンが重いけど、それが速くなって(タッチが)良くなってきた」と手応えを口にする。

また、開幕に向けて1Wを開発段階の「RMX VD」プロトタイプにスイッチ。「大きいヘッドだと遅れてきてしまうけど、サイズが少し小ぶりで振り抜きが良い」と評価する。

ロフトを1度立たせた新アイアンもさえ渡った(撮影/大澤進二)

アイアンも、3月からテストを重ねてきた「RMX プロトタイプ」に変更。ボールのつかまりとやさしさを求め、開幕前日にロフトを1度立てたモデルを使用する。飛距離も5yd伸びたといい、「軽く打っても飛距離が出るので、ちょうどいい」と好感触だ。

昨季は5月の「ダイヤモンドカップ」、「ゴルフパートナー PRO-AM」で2週連続優勝を遂げたものの、賞金ランキングは12位。調子に波があるシーズンだった反省を踏まえ、「1年間(調子を)安定させたい」と語る。今季の目標に挙げる「3勝」に向けて最高のスタートを切った。(三重県桑名市/内山孝志朗)

開幕戦Vに向けて絶好のスタート(撮影/大澤進二)

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