日本時間３月31日、ガーディアンズはアンドレス・ヒメネス、トレバー・ステファンの２選手との契約延長を正式に発表した。契約条件はヒメネスが７年１億650万ドル＋球団オプション１年、ステファンが４年1000万ドル＋球団オプション２年。クリス・アントネッティ編成本部長はシーズン開幕までに少なくとも１選手との契約延長を成立させることに自信を見せていたが、昨季ブレイクして球宴初選出を果たした若き正二塁手、ルール５ドラフトでの加入からブルペンの重要なピースに成長した救援右腕との契約延長に成功した。
現在24歳のヒメネスはフランシスコ・リンドーアを含む大型トレードでメッツから移籍してきた選手。移籍２年目の昨季は146試合に出場して打率.297、17本塁打、69打点、20盗塁、OPS.837と急成長を遂げ、オールスター・ゲームに初選出されただけでなく、ゴールドグラブ賞も受賞した。ヒメネスがフリーエージェント（ＦＡ）になるのは最短でも2026年シーズン終了後であり、今回の７年契約はＦＡまでの４年間とＦＡ後の３年間をカバーするものとなる。2030年の球団オプションは年俸2300万ドルであることが報じられている。
一方、現在27歳のステファンは2020年オフのルール５ドラフトでヤンキースから移籍してきた選手。メジャー２年目の昨季は66試合に登板して63回2/3を投げ、６勝５敗３セーブ、19ホールド、防御率2.69、82奪三振をマークした。2027年の球団オプションは年俸725万ドルだが、最大825万ドルまで増額される可能性があり、2028年の球団オプションも年俸750万ドルから850万ドルにアップする可能性があるという。ステファンがＦＡになるのは最短で2026年シーズン終了後であり、今回の４年契約はＦＡまでの４年間をカバーする。
アントネッティ編成本部長は「彼らは我々がワールドシリーズ制覇に相応しいチームを作るために欠かせないピースだ」とコメント。ヒメネスは「このチームには素晴らしい選手が揃っている。長期契約を結ぶという決断は簡単だったよ」と話した。
