「ゾーン30プラス」県内初整備 壬生の住宅街、車の速度抑制

住宅街に設定されたゾーン30プラス

 壬生町と県警交通規制課、栃木署はこのほど、生活道路などの安全対策として、最高速度30キロの規制とハンプ(段差)で物理的に車の速度を下げる「ゾーン30プラス」を北小林の住宅街に設定した。県内では初めて。

 ゾーン30プラスは、国土交通省と警察庁が2021年度から整備を推進している。

 今回設定されたのは、従来「ゾーン30」となっていた約8.5ヘクタールの住宅街出入り口の生活道路。近くには南犬飼中などがある。ハンプは高さ約10センチのスロープ状となっており、赤色で舗装されている。標識や表示などで視覚的にも速度制限を強調する。

 同署の柏木一公(かしわぎかずひろ)交通総務課長(46)は「人優先の安全安心な通行空間の整備をさらに推進していく」と話している。

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