ラッチマンが5安打6出塁の大暴れ 吉田正尚は4打数2安打1打点

【オリオールズ10-9レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

レッドソックスは先発のコリー・クルーバーが4回途中6安打5失点で降板するなど、7回終了時点で4対10と6点のリードを許す苦しい展開に。8回裏に3点、9回裏にも2点を返したが、あと1点届かず、9対10でオリオールズとの開幕戦に敗れた。オリオールズ先発のカイル・ギブソンが6回途中6安打4失点で今季初勝利(0敗)を挙げ、6番手のフェリックス・バティースタは2点を失いながらも今季初セーブ。クルーバーには今季初黒星(0勝)が記録された。

勝利したオリオールズを牽引したのはメジャー2年目を迎えたアドリー・ラッチマンだった。初回の第1打席でライトへの1号先制ソロを放つと、その後もサードへの内野安打、四球、レフトへの2点タイムリー、レフトへのタイムリー、サードへの内野安打とヒットを量産し、5打数5安打4打点1四球の大暴れ。捕手が開幕戦で5安打と6出塁を記録するのは、1901年以降でいずれも初めてのことだった。

レッドソックスの吉田正尚は「4番・左翼」でスタメン出場してメジャーデビュー。第1打席はセカンドゴロに倒れたが、第2打席は死球で出塁し、6回裏無死1・2塁のチャンスで回ってきた第3打席で記念すべきメジャー初安打となるセンターへのタイムリーを放った。第4打席はライトへのヒットを放ち、第5打席はショートゴロ。4打数2安打1打点を記録したほか、守備でもレフトからの好返球で初補殺をマークし、上々のデビュー戦となった。

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