渥美心、生形の代役でS-PULSE DREAM RACING ITECから全日本ロード鈴鹿2&4に参戦/鈴鹿8耐

 3月31日、2023年の鈴鹿8耐に参戦する予定のS-PULSE DREAM RACING ITECは、生形秀之が負傷しているため、渥美心を全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿2&4レースに代役参戦させると発表した。

 今シーズン、全日本ロードのフル参戦に復帰した生形だったが、24日にモビリティリゾートもてぎで行われたテストでクラッシュ。骨盤と肋骨を骨折する怪我を負ってしまった。そのため、第1戦もてぎを欠場しているが、第2戦鈴鹿2&4も欠場することとなった。

2023EWC:ロベルト・ロルフォ、渥美心、ルードビック・リッザ(OG MOTORSPORT World Endurance Team)

 そんななか、チームは第2戦鈴鹿2&4に、FIM世界耐久選手権(EWC)でOG MOTORSPORT World Endurance Teamからエントリーしている渥美を代役参戦させることをアナウンスした。渥美は4月15~16日にはフランスで開催されるEWC第1戦ル・マン24時間に参戦するが、翌4月21~23日には帰国して鈴鹿2&4を戦うスケジュールとなる。

 2022年にはS-PULSE DREAM RACING ITECから鈴鹿8耐に参戦して、4位入賞に導いた渥美。チームは出場権を行使しており、今年の鈴鹿8耐でも引き続き、生形のチームメイトとして戦うことを見据えているという。

 また、生形については「手術を含めた治療の計画も立ち、一歩踏み出しました」とチームは発表している。

渥美心、津田拓也、生形秀之(S-PULSE DREAM RACING ・ITEC)/2022鈴鹿8耐

■渥美心
「この度生形選手の代役として鈴鹿2&4に参戦させていただくことになりました。まずは生形選手の一日も早い回復を願っております」

「再びS-PULSE DREAM RACING・ITECで走る機会をいただけたことを大変嬉しく思います。昨年の鈴鹿8耐以上に良い結果を残せるよう、精一杯頑張ります。応援よろしくお願いいたします」

© 株式会社三栄