鳥取県知事選挙に立候補 平井伸治(ひらい・しんじ)氏の経歴・政策まとめ

任期満了に伴う鳥取県知事選挙が3月23日告示、4月9日投開票の日程で実施されています。今回の鳥取県知事選挙には届け出順にいずれも共産党新人の福住英行氏(47)、自民党鳥取県連、立憲民主党、公明党鳥取県本部が推薦する無所属現職の平井伸治氏(61)の2人が立候補しました。本記事では無所属現職の平井伸治氏についてご紹介します。

鳥取県知事選挙に立候補 福住英行氏の経歴・政策まとめ

東京都千代田区出身、東京大学卒業。自治省(現 総務省)に入省し、鳥取県総務部長、鳥取県副知事などを経て、2007年から鳥取県知事を4期務める

平井氏は1961年東京都千代田区出身。東京大学法学部卒業後、1984年に自治省(現 総務省)へ入省し、鳥取県総務部長、鳥取県副知事、総務省政党助成室長などを歴任しました。2007年の鳥取県知事選挙に初当選、以降4期連続当選しました。2021年9月からは全国知事会長も務めています。

平井氏が掲げる政策とは

平井氏が自らのホームページにおいて以下の政策を公表しています。

○ふるさとの元気★さいこう
・コロナ禍からの再興へ、観光・飲食業をはじめとした事業者や生活困難者など、実情に即した支援を機動的に展開
・事業承継、創業、人材開発、リスキリングを進め、デジタル・脱炭素化など企業の新分野挑戦と雇用拡充を支援
・企業物価高騰等を乗り越えるため、経営改善、技術革新、生産性向上、海外も含む販路開拓を助成し、働き方改革も
・農林水産業、商工業など産業活力を強化し、今後10年間を目標に農業生産1千億円、製造品出荷1兆円へ再興
・全国に冠たる食の生産地として鳥取ブランドを内外に展開し、地元の店・宿でも味わえる「食パラダイス鳥取県」へ
・デジタルも活用した新時代を切り拓く地域振興に挑み、生活、農林水産、医療・福祉等の向上で元気づくり
・若者の県内就職、副業・兼業・ワーケーション等の関係人口を拡大し、年間3千人移住で地域や企業を元気に
・「まんが王国とっとり2.0」、鉄道、サイクリング、サウナ、キャンプ、アドベンチャーなど新たな観光を展開
・大阪・関西万博出展や国内外との航空路線充実を実現し、外国人インバウンド復活を含め交流人口を飛躍的に拡大
・山陰道全線開通、米子境港間・南北道路の高速道路推進や河川・港湾整備等を図り、高速道路網を活かし活力醸成
・県立美術館年間20万人の利用を目指すとともに、県立博物館改修に着手し、市町村・地域と連携して芸術振興
・企業、若者、地域、NPO、行政等の連携によるSDGs推進プロジェクトを展開し、安心で持続可能な世界に貢献

○健康・安心★さいこう
・新型コロナを乗り越え、「鳥取県版CDC」など医療・地域・行政一丸となり感染症や疾病を克服する体制を構築
・更年期障がいや認知症等の専門的対策も含めて、訪問看護対応500人確保など医療・福祉・行政で安心確立
・孤独・孤立を防ぎ温もりのある「絆・支え愛」の地域づくりに向け、福祉・就労など市町村等と連携支援
・8050問題、ヤングケアラー、老老介護、ひとり親家庭等へ、相談・支援など人に寄り添ったきめ細かな対策
・「犯罪被害者支援基金」や行政対応など独自の被害者支援を講じ、特殊詐欺など犯罪のないまちづくりを推進
・環境イニシアティブを進め、「自然共生サイト」を設け、環境推進活動、農業堆肥施設・下水道広域化等を展開
・皆伐再造林を150haに拡大し、健康省エネ住宅普及、再生可能エネルギー割合50%実現など、CO2削減へ貢献
・世界ジオパーク完全再認定やナショナルサイクルルートに挑戦し、砂丘西側整備など大自然を生かす地域づくり
・防災士、災害ケースマネジメント、支え愛マップ、避難所Wifi化等のデジタル化、河床掘削など防災体制向上
・安全を第一義とし、周辺地域である本県の特性や意見に十分配慮した原子力発電所安全確保を要求し対策を推進
・「買物安心確保事業」を展開し、地域交通等の重要な社会生活基盤を市町村・事業者と協力し機能維持・活性化
・一日も早い拉致被害者帰国実現を政府に求めるとともに、国民保護訓練などで万一に備えた体制を強化

○人・暮らし★さいこう
・小児医療・保育等の一層の負担軽減などニーズに即した「シン・子育て王国とっとり」推進事業で子育てを応援
・医療的ケア児の療育・教育・生活を支援し、強度行動障がいや不登校など、地域のネットワークで安心確立
・DXを駆使し学力向上を図り、英語教育や情報教育を進め、スポーツやアートも含め世界に羽ばたく人材育成
・若者が活躍する県政スタイルに向けて、ふるさと教育を進め、若者と共にSNSなど地域の魅力発信等を展開
・えんトリーや縁ナビを活用し、市町村等とも協力し、出会いを創出する「カップル倍増作戦」で年500組を実現
・障がい者差別解消法を先取りした「あいサポート運動」を進め、新たな工賃向上プランなど共生社会を確立
・手話の聖地として「手話フェス」を開催するなど、コミュニケーションや職場・社会のバリアフリー対策推進
・「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」成功と、シニア世代の活躍・健康づくりやデジタル社会対応を推進
・女性が輝きLGBT等の差別なく、皆が尊重され、インターネット等での人権侵害を防ぐ社会づくりを確立
・新たな県庁改革プランを策定し、県の健全財政を確保するとともに、県庁の人材・組織育成や「カイゼン」展開
・世界を覆い始めた民主主義の危機に対抗し、住民等の地域活動を支援し、鳥取県から参加型自治モデルを確立

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