◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 3日目(1日)◇パロスバーデスGC (カリフォルニア州)◇6258yd（パー71）
5バーディ、4ボギー「70」で回った渋野日向子はプレーを振り返り、「気分的には80」と悔しさをにじませた。「伸ばしたけど、話にならない。『あー』って言いながら、悪い日本語は使わないように大きいため息をしていた」と苦笑いした。
前半3番で2打目をピンそば3mにつけてバーディを先行した。ティイングエリアが前方に出て、前日より149yd短くなった5番(250yd／パー4)、「すごく近くに寄せたい思いがスイングに影響しちゃって」と1Wショットを左に大きく曲げてパーどまり。7番(パー5)、8番で連続バーディを奪ったが、ショットの不快感が消えないままプレーを続けた。9番でティショットをフェアウェイ右側にある木の後ろにつけて3オン2パットのボギー。10番で再びティショットを左に曲げた。
「1回曲げて『キモイな』と思って打っていたら、全部ヒールに当たる状態が続いちゃって。打ち上げが多いからどうしても目線が上がる。それで体がすごく開いて。分かってはいるけど、できない」。初動を気にしながら素振りを繰り返したが、起伏の激しいコースでショットを合わせる難しさをにじませる。ボギーは12番まで続き、「4連続(ボギー)で済んだっけ…というレベル」と言うほどだった。
1年前に予選落ちしたコースで、ことしはしっかり決勝ラウンドに進出。この日も17番（パー3）で、あと少しでホールインワンのショットを見せたが、「リベンジできたかと言われれば、そうでもないような」と心は満ち足りていない。最終18番のセカンドショットの直後、うなだれてからグリーン上へ向かった。
「きょうは2日分、回った気分だったけど、あと1日あるのがうれしい。1アンダーだったけど、コースに“してやられた感”はある」。2アンダー32位から臨むラスト18ホールに、「ちゃんといい内容で、ゴルフをしたい。もう一日、リベンジできる。9番とか、何日連続ボギー(初日のみパー)なんだよって。しっかり切り替えて、あした頑張りたいです」と攻略へ意を決した。（カリフォルニア州パロスバーデス・エステーツ／石井操）
