長崎市大手1丁目の市立西浦上小前で、今年も浦上川の上をこいのぼりが泳いでいる。35年ほど前から続く春の風物詩。赤や青、金色など色とりどりの約100匹が揺らめき、満開の桜と共に地域住民らの目を楽しませている。
新入学生を出迎えようと地元の有志が始め、現在は近隣の5自治会を中心に設置している。こいのぼりは県内各地の人から譲り受けたものだという。
1日は地域住民ら約60人が集合。1時間余りをかけて、ロープ3本にこいのぼりをずらりとつなぎ、それぞれ川に渡した。中心メンバーの竹林忠士さん(79)は「とにかく子どもたちを楽しく出迎えたい。健やかに育ってほしい」と願った。
春風に悠々 こいのぼり100匹が揺らめき 西浦上小の入学祝い
- Published
- 2023/04/03 13:00 (JST)
- Updated
- 2023/04/04 12:49 (JST)
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