「同期と切磋琢磨」 海上自衛隊 幹部候補生学校で入校式

海上自衛隊官の幹部を養成する幹部候補生学校で3日、入校式がありました。

入校式が行われたのは、広島・江田島市にある第1術科学校にある大講堂です。

新入生の代表
「危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、よって国民の負託にこたえることを誓います」

一般幹部候補生過程には、防衛大学校や一般大学を卒業した237人が入校しました。3年ぶりに参列者の人数制限がなくなりました。家族や教職員が人見守る中、1人ひとりの名前が呼ばれ、海上自衛官に任命されました。

このあと、女性では初めての学校長・近藤奈津枝 海将補が、「困難や荒波の連続かもしれないが、同期ともに乗り越えてもらいたい」と式辞を述べました。

新入生(防衛大学校卒)
「せっかく、ここで会った同期と切磋琢磨して絆を深めてお互い信頼できる関係を築いていくことをがんばっていこうと思っています」

新入生(一般大学院卒)
「不安は、ありますが規律正しい生活をしていきたいと考えています。冷静さと瞬発力を兼ね備えた誰もがついて行きたいと思えるような幹部自衛官になりたいです」

入校した候補生たちは寮に入り、およそ1年間、初級幹部に必要な知識などを学びます。

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