マグヌッセン「ホイールが壊れタイヤが脱落。大きなことが起きたと感じるほどの接触ではなかった」:ハース F1第3戦決勝

 2023年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースが行われ、ハースのケビン・マグヌッセンはリタイアでレースを終えた。

 マグヌッセンは12番手を走行中の53周目にターン2のウォールに接触した。接触直後にマシンの右リヤのホイールが割れてタイヤが脱落し、これでマグヌッセンはリタイアとなった。

■ケビン・マグヌッセン(マネーグラム・ハースF1チーム)
決勝=17位DNF(52周/58周)

2023年F1第3戦オーストラリアGP ケビン・マグヌッセン(ハース)&担当エンジニアのマーク・スレード

 ターン2の出口のウォールを擦った時にホイールが壊れ、タイヤが脱落したので、クルマを停めるしかなかった。僕自身は何も感じなかった。少なくとも、クルマに乗っている僕が、何か大きなことが起きたと感じるほどではなかったんだ。だけど、それでもホイールが割れるには十分だったようで、タイヤが外れてしまった。不運な出来事だった。確かあの時点では12番手あたりにいて、いずれにしてもポイントを獲れそうにはなかった。

 そもそも最初の赤旗がアンラッキーで、11番手からピットに入った直後にレースが中断されたんだ。前にいる2〜3台よりは僕の方が速そうだったから、あの段階ではかなり自信があったんだけど、セーフティカーが出たところでピットに入ったら、すぐに赤旗が出された。そうなると、他のみんなはピットレーンでレースを最後まで走りきれるタイヤに交換できるから、僕はポジションを失って大きく後退した。まあ、今日は運がなかった。それでも、クルマのペースはまずまずだったように思う。それには勇気づけられたし、また次のレースでプッシュするよ。

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