G7広島サミット 警察庁長官 メイン会場など視察 「総力を結集することが不可欠」

G7広島サミットへ向け警備態勢も緊迫感が増しています。警察庁長官が広島入りし会場となるグランドプリンスホテルなどを視察しました。

県警察学校には警察庁の露木康浩長官が訪れ、全国の警察幹部約150人が集まった会議に出席しました。この会議はサミット警備にあたる機動部隊長らに対し警備方針の周知、そして意識統一を目的に開かれ露木長官は「全国警察の総力を結集することが不可欠」などと訓示しました。

また午後からはサミットのメイン会場となるグランドプリンスホテル広島を視察し、各国の要人を迎え入れるエントランスの警備方針を広島県警森元良幸本部長らから説明を受けました。

会議などで使用する可能性がある21階のレストランでは、高い位置から近くの島々の地理的な情報を確認しました。海に面している今回の会場では、ドローンなどを使った攻撃の危険性もあるとし、当日も出動する可能性がある巡視艇の動きも確認しました。

警察庁 露木康浩長官「自分の目でこの警備実施の現場を見て警備完遂への決意を新たにしたところであります。今一度意識の統一を図り、隙間のない警備・警護体制を構築していく必要があるという風に考えています」

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